巷に溢れる健康情報に、迷ってしまうことがありませんか?
私もうろうろと迷っていた時に、健康的な生活について全般的に学ぶ機会がありました。
そこで学んだ中から、これは自分の生活に生かしていきたいな、と思った事柄を少しずつまとめています。
この記事を読まれたどなたかのお役に立てば嬉しいです。
最近、ブームが再来している「白湯」。
私も数年前から朝の目覚めの一杯はお白湯ですが、
目的や効果について曖昧になっていました。
この機会に、改めて「白湯」についてまとめてみました。
白湯を飲む目的
白湯を飲む一番の目的は「冷え解消」。
冷たいものの食べ過ぎや過食といった現代人の食生活が、
日本人の胃腸を弱らせています。
そして、胃腸が弱ると必然的にカラダ全体が冷えるのです。
外側から局部だけを温めようとしても、なかなか温まりません。
白湯を飲んで胃腸が温まると全身の機能が活性化し、
代謝や免疫力も上がって、カラダそのものが軽くなります。
白湯の効果
- 消化の改善
白湯は消化器官の働きを促進するとともに、体温が上がることで消化酵素が活性化し、消化を助けます。
これにより、便秘の予防や解消にも役立ちます。 - 免疫力を高める
体温が上がることで代謝酵素が活性化し、免疫力を高めます。
一説には、体温が1度下がると、免疫力が数十パーセント下がるともいわれます。 - 代謝の促進
カラダを内側から温め体温を上昇させることで、代謝が活性化され、体内でのカロリー消費量の増加が期待されます。 - 血行の促進
白湯は血管を拡張させ、血行を促進させる効果があるといわれています。
血行が促進されると、全身への酸素と栄養素の供給も促進されます。 - デトックス
カラダが冷えていると腸の働きが悪くなり、便秘などを引き起こします。
白湯で腸を温めて動きが良くなると、体内の不要な物質や毒素の排出がスムーズになります。
また、水分摂取は腎臓の機能をサポートし、体内の毒素を尿として排出しやすくします。 - リラクゼーション
白湯を飲んでカラダを温めることは、心身のリラクゼーションにつながり、ストレスを軽減する効果があります。
健康やアンチエイジングに大きく関わってくる代謝酵素。
代謝酵素は37℃前後で活性化するので、お白湯でカラダを温めることが代謝酵素の働きに大きく関わってきます。
酵素について詳しく知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。
作り方
- やかんにきれいな水を入れ、沸騰させます。
- 沸騰したら大きな泡が立っているくらいの火加減にします。
- そのまま10〜15分、沸かし続けたら完成です。
✳︎すぐに飲む分以外は、保温ポットなどに入れておきます。
飲み方
- 飲める程度に冷ましたものを、すするようにして飲みます。
ごくごく飲むのではなく、すするように飲む方が、胃腸への負担がかかりません。 - 朝いちばんの飲み物を白湯にします。
目覚めたばかりのとき、からだはとても冷えています。
そこで温かい白湯を飲むと、胃腸が温まって全身の代謝が上がり、からだの機能がスムーズに働きはじめます。
胃腸の消化力も自然と高まって、その日一日、体調がよく感じられます。 - 食事と一緒にカップ一杯の白湯を飲むと、消化の助けになります。
- 消化力アップのために生姜を加える場合は、おろし生姜をひとつまみか、スライスしたものを1〜2枚入れます。
気をつけること
- 過剰摂取
過剰に摂取すると、体内の水分バランスが乱れる可能性があります。
また、飲みすぎると体内に必要な成分まで流れ出し、かえって胃腸の負担になります。 - 熱すぎる
温度が高すぎると、口や食道の粘膜を傷つける場合があります。 - 脱水
体温よりも温かい水を大量に摂取すると、体から熱を放出しようとする過程で、体内の水分が失われる可能性があります。 - 基礎疾患がある場合
心臓病や腎臓疾患がある場合、体内の水分とナトリウムのバランスを維持することが重要です。
そのため、これらの状態にある人は、大量の水分摂取に注意が必要です。 - やかんがない場合
旅先などで火を使えない場合は、電気ポットのお湯でも飲まないよりは断然よいです。
ただし、一度100℃以上に沸かしてから飲むようにしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
お白湯は、私たちの胃腸を温め、消化力を強化し、全身の機能を活性化してくれます。
生命活動の基本臓器に直接効く「白湯」。
まずは朝の目覚めの一杯をお白湯にし、カラダ全体の代謝を上げて、一日の活動に備えてみてはいかがでしょうか。