ヨガをめぐるこぼれ話 ─ アシュタンガヨガ 終わりのマントラ ─

ヨガ

昨日はムーンデイ、満月でした。
アシュタンガヨガでは、ムーンデイには練習を行いません。
そんなムーンデイの後に、アシュタンガヨガの終わりのマントラについて記してみました。

始まりのマントラについても記しています。
興味を持たれた方は、以下のページをどう
ぞ ▼

終わりのマントラ全文とカタカナ表記】

 Om
 オーム
 swasthi-praja-bhyah pari-pala yantam
 スワスティ プラジャービアハ パリ パーラ ヤンタン
 nya-yena margena mahim mahishah
 ニャイェーナ マールゲーナ マヒン マヒーシャーハ
 go-brahmane-bhyah shubamastu nityam
 ゴー ブラフマネー ビャハ シュバマストゥ ニティヤン
 lokah samasthah sukhino bhavanthu
 ローカハ サマスターハ スキノー バヴァントゥ
 Om Shantih Shantih Shantih
 オーム シャーンティ シャーンティ シャーンティヒ

【単語ごとの意味】

Om
オーム
聖なる音

swasthi- praja-bhyah   pari-pala  yantam
スワスティ プラジャービアハ  パリ パーラ ヤンタン
祝福する すべての人々の  守る    導く

nya-yena   margena   mahim  mahishah
ニャイェーナ   マールゲーナ マヒン   マヒーシャーハ
徳を行い   道のり   大地   大地の支配者

go-      brahmane-  bhyah    shubamastu  nityam
ゴー        ブラフマネー   ビャハ     シュバマストゥ   ニティヤン
牛(聖なる動物) 神聖な力   すべての人  祝福される   永遠に

lokah     samasthah   sukhino bhavanthu
ローカハ     サマスターハ    スキノー バヴァントゥ  
世界、生物   全て      幸福でありますように

Om     Shantih Shantih Shantih
オーム    シャーンティ シャーンティ シャーンティヒ
聖なる音  自分自身、周り、全てに 平和を

【日本語訳】

マントラにはいろいろな訳し方がありますが、ここでは、できるだけ上記の【単語ごとの意味】に沿って訳してみます。

オーム
すべての人々の繁栄を守り導きたまえ。
徳の道によりこの世を治めたまえ。
牛や聖者、すべての人が永遠に祝福されますように。
世界、生物、全てのものが幸福でありますように。
オーム シャーンティ シャーンティ シャーンティヒ

アシュタンガヨガの終わりのマントラは、アートマンとの繋がりを忘れないための祈りです。
練習を終えた後もアートマンと繋がる道を忘れませんように、
エゴの私が悟りに繋がる道を進めますように、
物質世界が均等のとれた世界でありますように。
そんな意味が込められています。

胸の前で手を合わせ、マントラを唱えて、
日常生活に戻っていきます
練習のエッセンスを祈りに込めて、
今日もマントラを唱えます。

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