天然素材のビール酵母で不足しがちな栄養素の補給を 〜心身を軽やかに保つためのヒントを解説しています〜

食の周辺

巷に溢れる健康情報に、迷ってしまうことがありませんか?
私もうろうろと迷っていた時に、健康的な生活について全般的に学ぶ機会がありました。
そこで学んだ中から、これは自分の生活に生かしていきたいな、と思った事柄を少しずつまとめています。
この記事を読まれたどなたかのお役に立てば嬉しいです。

食生活の乱れ、食欲不振、外食続きなどで不足しがちな栄養素を、人工的なものではなく天然素材で補いたい。
そんな時におすすめの一つがビール酵母です。

この記事では、天然素材で栄養素を補えるビール酵母について整理してみました。

ビール酵母とは?

酵母は微生物の一種で、
糖やタンパク質を分解吸収し(この過程が発酵)、
さまざまな食品の製造に利用されています。
ビール酵母もそうした酵母の一種です。

ビール酵母は、ビールの製造において原料(麦汁)の糖分をアルコールと炭酸に分解します(=発酵)
麦汁の中の酵母は、麦汁の栄養を吸収しながら発酵を続けてビールをつくります
そのため、ビールづくりを終えたビール酵母は、もともとの酵母よりも栄養を豊富に蓄えたビール酵母になっています。

酵素と酵母
よく耳にする2つの言葉ですが、全く別物です。
その違いについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をどうぞ

ビール酵母に含まれる栄養素

ビール酵母には、次のような酵母由来の栄養素が豊富に含まれています。

ビタミン

主にビタミンB群(B1、B2、B6、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンなど)が豊富に含まれています。
ビタミンB群は、エネルギー代謝の補酵素(代謝の潤滑油)です。
食べ物を摂取しても、ビタミンB群が不足していると代謝がスムーズに行われず、栄養素からエネルギーを生成することができません。

ミネラル

ビタミンと並んで、カラダの構成や生理機能に関わる栄養素であるミネラル(リン、カリウムなど)も豊富に含まれています。
体内に占めるミネラルの割合は少ないですが、生命活動を維持するために必要不可欠な成分です。

アミノ酸

アミノ酸はタンパク質を構成する栄養素であり、人のカラダに欠かせません。
アミノ酸は全部で20種類ありますが、そのうち9種類は体内で作ることのできない必須アミノ酸です。
ビール酵母には、この必須アミノ酸も含まれています

食物繊維

ビール酵母には、食物繊維が含まれているのも特徴です。
食物繊維は体内には吸収されませんが、消化されずに大腸に届くことで腸内環境を整え、健康維持に欠かせない栄養素です。

核酸

ビール酵母には、核酸も含まれています。
核酸は、新しい細胞を作り、新陳代謝を活発にします。
若々しいカラダを維持するために必要な栄養素です。

ビール酵母の働き

豊富な栄養素と酵母自体がどのような働きをするのか、あげてみます。

  1. 栄養補給
    ビール酵母には、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、食物繊維、核酸といった豊富な栄養素が含まれており、身体機能を整え、健康なカラダを維持するための栄養素を補えます。
  2. 胃の働きをサポート
    酵母には、糖やタンパク質を分解吸収する働きがありますが、ビール酵母は糖質をアルコールと炭酸に分解します。
    糖質が吸収される前に酵母が分解してくれることにより、胃の働きをサポートしてくれます。
  3. 整腸作用
    ビール酵母に含まれる食物繊維は、腸内にいる善玉菌のエサとなり、腸内環境の改善に役立ちます。
    また、体内に不要な物質を吸着して体外に排出したり、蠕動運動を促したりする働きもあります。

こんな人におすすめ

ビール酵母の働きは、次のような悩みのある人におすすめです。

  1. 栄養補給の働き
     疲労で悩んでいる人
     偏った食事が多い人
     妊娠中の人
     肌荒れに悩んでいる人
  2. 胃をサポートする働き
     胃もたれに悩んでいる人
     胃腸虚弱の人
  3. 整腸作用の働き
     便秘に悩んでいる人
     肌荒れに悩んでいる人

摂取方法と注意点

ビール酵母は食品なので、利用するのに神経質になる必要はありませんが、摂取方法のアドバイスと注意する点をあげておきます。

摂取方法
  1. 数回に分けて摂取する
    ビール酵母に含まれる水溶性のビタミンやミネラルは体外に排出されやすいため、数回に分けて摂取するのがおすすめです。
  2. 食事と一緒に摂る
    酵母の力で消化のサポートしてもらうなら、空腹時より食事と一緒に摂る方が有効です。
  3. 形状を選ぶ
    ビール酵母には粒タイプ粉末タイプがあるので、自分の食生活に合わせて使いやすい形状を選ぶことが可能です。
注意点
  1. アレルギー反応
    ビール酵母には大麦が含まれるため、大麦アレルギーのある人は注意が必要です。
  2. プリン体
    ビール酵母にはプリン体が含まれるため、高尿酸値の人は注意が必要です。
    ブリン体はカラダに不可欠な成分であり、通常は自然に体外へ排出されますが、高尿酸値の人はプリン体を摂取することで痛風に繋がる可能性があります。

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回はビールの製造に欠かせず、ビールづくりを終えた後も天然素材の栄養素として働いてくれる、
ビール酵母についてまとめてみました。

いつでも栄養バランスの整った食事ができれば理想的ですが、現実はなかなかそうもいかないもの。
そんなとき、天然素材のビール酵母で栄養補給を検討してみてもいいのではないでしょうか。

栄養素を整えて、カラダと心を軽やかにしていきましょう。

アサヒ スーパービール酵母Z
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