考え方

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《書評》『自分では気づかない、ココロの盲点』池谷 裕二

著者の最新刊『夢を叶えるために脳はある』は、脳の解説本というには長大なボリュームで、 脳はもちろん、科学、生命、人間、宇宙など広範な話題を巡りながら高校生たちと一緒に脳のビジョンを築き上げていく漂流奇譚です。その中に「ヒトらしさ」、つまり脳...
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《書評》『夢を叶えるために脳はある 「私という現象」、高校生と脳を語り尽くす』池谷 裕二

新聞の書評欄で本書を知り、これは面白そうだと図書館で借りようと思ったら、すでに予約数が二桁に達していました。 急ぐわけでもないからと予約して、気長に待つこと数ヶ月。 その間に、本書も含まれる「高校生への脳講義シリーズ」の前作『単純な脳、複雑...
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《書評》『メンタル脳』アンデシュ・ハンセン、マッツ・ヴェンブラード

アンデシュ・ハンセン先生の本はこれまでも何冊か読んできました。 その著書『スマホ脳』や『運動脳』などで、現代社会がいかに私たちの脳と相容れない環境であり、どれほどメンタルを悪化させるのかを示してくれましたが、今回はズバリ『メンタル脳』。「史...
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《書評》『嫉妬論 民主社会に渦巻く情念を解剖する』山本 圭

新聞の書評欄に載っていた本書。 その「嫉妬」という文字に、強く目が引き寄せられました。子どもの頃から絶え間なく、熾火のようにちろちろと燃え、普段は鳴りを潜めているものの、何かの拍子に燃え上がる ── 。そんな「嫉妬」。本書は、なにかと厄介な...
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《書評》『単純な脳、複雑な「私」 または、自分を使い回しながら進化した脳をめぐる4つの講義』池谷 裕二

新聞の書評欄に、著者の新刊『夢を叶えるために脳はある 「私という現象」、高校生と脳を語り尽くす』が載っていました。 これは面白そうと図書館で借りようと思ったら、みなさん早い。 すでに予約数が二桁になっていました。ではその前に、と、高校生への...
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《書評》『同姓同名』下村 敦史

発表者がお薦めの一冊を紹介し、観客が一番読みたくなった本を投票で決定する書評ゲーム「ビブリオバトル」。 その「ビブリオバトル」で2023年から2024年1月にかけ、中・高・大学生それぞれの全国大会で優勝本に選ばれた作品。 各年代の全国大会で...
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《書評》『客観性の落とし穴』村上 靖彦

新書大賞2024が発表された時、第2位『訂正する力』と第3位の本書『客観性の落とし穴』に興味を惹かれ、すぐに図書館で予約しました。どちらも、現代を生きる私たちに疑問を投げかけてきそうな題名です。ようやく順番が回ってきたので、早速読み始めまし...
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《書評》『こころの処方箋』河合 隼雄

先日読んだ、武田砂鉄著『わかりやすさの罪』の中で、この本についての文章がいくつか出てきました。「人間が勝ち負けに急ぎすぎていること、 それこそ、論破する快楽を求めすぎていることを諭す。 論破などできないし、そもそも理解することはできないのだ...
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《書評》『新版 科学がつきとめた「運のいい人」』中野 信子

図書館で著者の本を検索しているときに、同じ著者の『人は、なぜさみしさに苦しむのか?』と一緒に検索画面に表示され、気になってつい借りてしまった本です。「科学がつきとめた?」「一体どんなふうに?」興味津々で読み始めました。新版 科学がつきとめた...
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《書評》『新 失敗学 正解をつくる技術』畑村 洋太郎

詰め込み教育偏差値偏重時代を過ごしてきたからか、こんな不確実な時代においてさえなお、唯一の正解というものを無意識に求めている時があります。ヨガ哲学の先生にも、よく「頭で考えすぎる」と言われます。そう言われても、長い間の習い癖。そうやすやすと...