社会

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《書評》『転がる珠玉のように』ブレイディみかこ

著者の代表作である『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』を遅ればせながら読んでみたら、いやこれが面白い!リズミカルな文章にぐいぐいと引き込まれ、 その続編や周辺作品を続けざまに読んで、元気やら力強さやらをいただいてきました。 そんな...
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《書評》『なぜ私たちは燃え尽きてしまうのか』ジョナサン・マレシック

燃え尽き症候群(バーンアウトシンドローム)。いつ頃からかよく耳にするようになった言葉で、文字面には馴染みがありました。 いやもしかして、自分もその状態に陥ったことがあるような気もします。 でも、あれは本当にそうだったのか?…… そんな感じで...
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《書評》『キオスク』ローベルト・ゼーターラー

著者の『ある一生』の世界に引き込まれ、 同じシリーズ(新潮クレスト・ブックス)、同じ訳者の『野原』を読み、 そして本書が3冊目。先に読んだ2作品が、 たいして大きな事件も起きない名もなき男の生涯や、 かつて小さな町に暮らした死者たちの悲喜交...
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《書評》『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』今井 むつみ、秋田 喜美

今年の2月ごろの新聞だったと思いますが、「新書大賞2024」に選ばれた本書が大々的に宣伝されていました。ことばはどう生まれ、進化したか ──この疑問に挑戦する認知科学者と言語学者の知的冒険に、大絶賛の推薦文。 「この本はすごい。本当に画期的...
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《書評》『ブロークン・ブリテンに聞け 社会・政治時評クロニクル2018-2023』ブレイディみかこ

私が初めて読んだ著者の作品は『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』。 そのリズム感あふれる文章に魅了され、そこから読み出した他の作品でも小気味のよい文を楽しんできました。そして今回。英国事情に特に興味があるわけでもないのですが、著者...
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《書評》『他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ』ブレイディみかこ

私がブレイディさんの著書を読むようになったきっかけは、本書の文庫本が刊行されたことを知らせる新聞広告を見たことです。「『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の大人の続編」そんなふうに書かれていました。『ぼくはイエローでホワイトで、ち...
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《書評》『ライチョウ、翔んだ。』近藤 幸夫

新聞の読書面に、 「ライチョウのおかげで人生の第2の扉を開けてしまった」 と苦笑する著者が紹介されていました。どんな本かと調べてみたら、表紙のその愛らしさに思わず記事を読み返してしまいました。そんな愛くるしいライチョウを中央アルプスに復活さ...
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《書評》『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場』佐々 涼子

佐々さんのエッセイとルポタージュの作品集『夜明けを待つ』を少し前に読みました。 読む者の心を揺さぶるノンフィクションの原点を垣間見せてくれるような1冊です。そこに収められた作品に触れているうち、まだ読んでいない著者のノンフィクションを読みた...
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《書評》『ジンセイハ、オンガクデアル』ブレイディみかこ

「ブレイディさんがどういう思想と知性の持ち主なのかをもっと知りたい方は、ぜひこちらを」と、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』のあとがきで紹介されていた『アナキズム・イン・ザ・UK』。 その前半が収録されている『オンガクハ、セイジ...
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《書評》『オンガクハ、セイジデアル』ブレイディみかこ

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』文庫本の解説者、日野剛広さんが彼女の文章に初めて出会ったのは、ネットで目にした「墓に唾をかけるな」という一文だそうです。 その一文は名文中の名文で、 「2013年刊行のコラム集『アナキズム・イン...