読書 《書評》『ブロークン・ブリテンに聞け 社会・政治時評クロニクル2018-2023』ブレイディみかこ 私が初めて読んだ著者の作品は『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』。 そのリズム感あふれる文章に魅了され、そこから読み出した他の作品でも小気味のよい文を楽しんできました。そして今回。英国事情に特に興味があるわけでもないのですが、著者... 2024.09.24 読書
読書 《書評》『他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ』ブレイディみかこ 私がブレイディさんの著書を読むようになったきっかけは、本書の文庫本が刊行されたことを知らせる新聞広告を見たことです。「『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の大人の続編」そんなふうに書かれていました。『ぼくはイエローでホワイトで、ち... 2024.09.20 読書
ヨガ余聞 明日はムーンデイ:アーサナの完成形とは 明日はムーンデイ、満月です。 アシュタンガヨガでは、ムーンデイには練習を行いません。そんなムーンデイを前に、アーサナの完成形、ということについて思いを巡らせてみました。アーサナとは、ヨーガの座法・体位のことです。座法と聞くと違和感があるかも... 2024.09.17 ヨガ余聞
読書 《書評》『水車小屋のネネ』津村 記久子 何で見たのか、2024年本屋大賞のノミネート作品はどれも面白そうでしたが、その中で惹かれたのが『水車小屋のネネ』に添えられていた一文でした。誰かに親切にしなきゃ、人生は長く退屈なものですよ本文に出てくる言葉でしょうか。 ちょうどその頃「利他... 2024.09.06 読書
ヨガ余聞 今日はムーンデイ:人生に意味はない? 今日はムーンデイ、新月です。アシュタンガヨガでは、ムーンデイには練習を行いません。いつもは練習している時間に、「人生に意味はない」ということについて思いを巡らせてみました。先月のムーンデイに、「むなしさ」との付き合い方についてつらつらと書き... 2024.09.03 ヨガ余聞
読書 《書評》『ライチョウ、翔んだ。』近藤 幸夫 新聞の読書面に、 「ライチョウのおかげで人生の第2の扉を開けてしまった」 と苦笑する著者が紹介されていました。どんな本かと調べてみたら、表紙のその愛らしさに思わず記事を読み返してしまいました。そんな愛くるしいライチョウを中央アルプスに復活さ... 2024.08.30 読書
ヨガ余聞 今日はムーンデイ:「むなしさ」との付き合い方 今日はムーンデイ、満月です。アシュタンガヨガでは、ムーンデイには練習を行いません。いつもは練習している時間に、「むなしさ」について思いを巡らせてみました。むなしい、という感情との付き合い方は、私の中で大きな問題でした。 あぁいえ、問題でした... 2024.08.20 ヨガ余聞
読書 《書評》『「むなしさ」の味わい方』きたやまおさむ 新聞の書評欄に「むなしさ」という文字を見つけ、そのまま読み進めてしまいました。「きたやまおさむ」という著者のお名前や「帰って来たヨッパライ」という曲名にはピンと来ませんでしたが、「おらは死んじまっただ〜」のフレーズは、かつてよく耳にしたよう... 2024.08.13 読書
読書 《書評》『八月の御所グラウンド』万城目 学 今年の初めの頃だったか、第170回直木賞受賞の本書が新聞に大きく載ってました。選考委員の方々の言葉が並びます。「万城目さんしか書けない奇跡的な小説。」 「日常にふわっと入り込む非日常が、本当に巧みに描かれている。」 「うだつの上がらない主人... 2024.08.09 読書
読書 《書評》『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場』佐々 涼子 佐々さんのエッセイとルポタージュの作品集『夜明けを待つ』を少し前に読みました。 読む者の心を揺さぶるノンフィクションの原点を垣間見せてくれるような1冊です。そこに収められた作品に触れているうち、まだ読んでいない著者のノンフィクションを読みた... 2024.08.02 読書