小説

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《書評》『同姓同名』下村 敦史

発表者がお薦めの一冊を紹介し、観客が一番読みたくなった本を投票で決定する書評ゲーム「ビブリオバトル」。 その「ビブリオバトル」で2023年から2024年1月にかけ、中・高・大学生それぞれの全国大会で優勝本に選ばれた作品。 各年代の全国大会で...
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《書評》『spring』恩田 陸

新聞広告を見た瞬間、「私はこれを待っていたんだ」と一瞬で虜になった本書。筆記体が滑らかに踊るようなspringという書名。 恩田陸さんの「今まで書いた主人公の中で、これほど萌えたのは初めてです。」という自筆の文字。 主人公の春という名前。 ...
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《書評》『ヘヴン』川上 未映子

映画「PERFECT DAYS」のパンフレットに載っていた、柳井康治氏との特別対談。その対談での彼女の発言にいちいち頷いている自分がいて、どんな文章を書く方なのか興味が湧きました。 著者初の長編小説であるという『ヘヴン』。 単行本の硬く分厚...
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《書評》『流浪の月』凪良 ゆう

書店で大きな看板を見かけた時に、なんだか気になったことを覚えています。 しばらく忘れていましたが、本屋大賞の時期が近づき、過去の大賞のなかに本著をみつけて急に読みたくなりました。映画化もされた作品。ゆっくりとページを開きました。 ( 結末を...
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《書評》『続 窓ぎわのトットちゃん』黒柳 徹子

『窓ぎわのトットちゃん』は、はるか昔の子どもの頃、寝る前の読み聞かせで読んでもらった記憶があります。 いつも後半は、夢とうつつを行ったり来たり。 どこまで読んでもらったのか、次の日に、続きから読んでもらっていたのかさえ曖昧です。それでも、面...
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《書評》『きみのお金は誰のため〜ボスが教えてくれた「お金の謎」と「社会のしくみ」〜』田内 学

お金に対する抵抗があることはずっと自覚していました。お金に対して素直になれない、と言ったら変ですが、妙に構えてしまうのです。こういう状態は、ヨガ哲学的にいうと「自分中心」ではなくて「お金中心」になってしまっているということなのですが、それが...