読書

《書評》『八月の御所グラウンド』万城目 学

今年の初めの頃だったか、第170回直木賞受賞の本書が新聞に大きく載ってました。選考委員の方々の言葉が並びます。「万城目さんしか書けない奇跡的な小説。」 「日常にふわっと入り込む非日常が、本当に巧みに描かれている。」 「うだつの上がらない主人...
食の周辺

暑い季節の体調維持に:スリランカの葛根湯「サマハン」スパイスティー

液体の葛根湯が好きで、風邪かな?と思った時にはすぐにゴクっと1本。 大抵それで治ります。葛根湯は風邪以外にも、頭痛、肩こり、筋肉痛など意外とオールマイティで、ちょっとした不調時の頼れる味方です。そうはいっても、あくまで不調の時のお助け役なの...
読書

《書評》『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場』佐々 涼子

佐々さんのエッセイとルポタージュの作品集『夜明けを待つ』を少し前に読みました。 読む者の心を揺さぶるノンフィクションの原点を垣間見せてくれるような1冊です。そこに収められた作品に触れているうち、まだ読んでいない著者のノンフィクションを読みた...
食の周辺

乳酸菌(善玉菌)と発酵食品の深いつながり 〜心身を軽やかに保つためのヒントを解説しています〜

巷に溢れる健康情報に、迷ってしまうことがありませんか?私もうろうろと迷っていた時に、健康的な生活について全般的に学ぶ機会がありました。そこで学んだ中から、これは自分の生活に生かしていきたいな、と思った事柄を少しずつまとめています。この記事を...
読書

《書評》『嫉妬論 民主社会に渦巻く情念を解剖する』山本 圭

新聞の書評欄に載っていた本書。 その「嫉妬」という文字に、強く目が引き寄せられました。子どもの頃から絶え間なく、熾火のようにちろちろと燃え、普段は鳴りを潜めているものの、何かの拍子に燃え上がる ── 。そんな「嫉妬」。本書は、なにかと厄介な...
読書

《書評》『ジンセイハ、オンガクデアル』ブレイディみかこ

「ブレイディさんがどういう思想と知性の持ち主なのかをもっと知りたい方は、ぜひこちらを」と、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』のあとがきで紹介されていた『アナキズム・イン・ザ・UK』。 その前半が収録されている『オンガクハ、セイジ...
読書

《書評》『オンガクハ、セイジデアル』ブレイディみかこ

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』文庫本の解説者、日野剛広さんが彼女の文章に初めて出会ったのは、ネットで目にした「墓に唾をかけるな」という一文だそうです。 その一文は名文中の名文で、 「2013年刊行のコラム集『アナキズム・イン...
映画

《映画レビュー》『プロミスト・ランド(2024)』 マタギ魂が継承するもの

何がきっかけかは定かではありませんが、マタギという言葉は子どもの頃から知っていました。 きっかけが何であったにせよ、私にマタギを決定的に印象づけたのは、おそらく『銀牙-流れ星 銀-』。 熊犬・銀をリーダーに、個性豊かな犬たちが人喰い巨熊に立...
ヨガニドラ

究極の癒し「ヨガニドラ」で唱えるサンカルパとは? 〜潜在意識に種をまく〜

究極の癒し「ヨガニドラ」。そんなヨガニドラでは「サンカルパ」を唱えます。このページではそのサンカルパについて解説していきます。この記事は、ヨガニドラの全体を解説したページの「③一般的なヨガニドラの流れはどんなものですか?」を掘り下げた内容で...
読書

《書評》『単純な脳、複雑な「私」 または、自分を使い回しながら進化した脳をめぐる4つの講義』池谷 裕二

新聞の書評欄に、著者の新刊『夢を叶えるために脳はある 「私という現象」、高校生と脳を語り尽くす』が載っていました。 これは面白そうと図書館で借りようと思ったら、みなさん早い。 すでに予約数が二桁になっていました。ではその前に、と、高校生への...