読書

《書評》『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』今井 むつみ、秋田 喜美

今年の2月ごろの新聞だったと思いますが、「新書大賞2024」に選ばれた本書が大々的に宣伝されていました。ことばはどう生まれ、進化したか ──この疑問に挑戦する認知科学者と言語学者の知的冒険に、大絶賛の推薦文。 「この本はすごい。本当に画期的...
読書

《書評》『メンタル脳』アンデシュ・ハンセン、マッツ・ヴェンブラード

アンデシュ・ハンセン先生の本はこれまでも何冊か読んできました。 その著書『スマホ脳』や『運動脳』などで、現代社会がいかに私たちの脳と相容れない環境であり、どれほどメンタルを悪化させるのかを示してくれましたが、今回はズバリ『メンタル脳』。「史...
ヨガ

ヨガをめぐるこぼれ話 ─ エゴはわるいもの? ─

昨日はムーンデイ、新月でした。ヒトも自然の一部です。 月の満ち欠け、潮の満ち引き、日が昇り日が沈み、季節が確実に巡りゆく … その大いなる循環の中で生かされています。そんなムーンデイの後に、エゴはわるいものなのか、ということについて思いを巡...
読書

《書評》『ファラオの密室』白川 尚史

2024年・第22回『このミステリーがすごい!』大賞の大賞受賞作ということで知った本書。 最近ミステリーを読んでいなかったのですが、友情と浪漫に満ちた空前絶後の本格ミステリー、それなのに、舞台が古代エジプトであるためにミステリー用語が出てこ...
映画

《映画レビュー》『ぼくたちの哲学教室(2021)』 シンク、シンク、レスポンド!

馴染みの映画館でこのドキュメンタリー映画のフライヤーを目にして興味をもち、市民映画劇場で1日限定公開を知ったのですが、残念ながら予定が合わずに断念。そんな時、ブレイディみかこさんの『ブロークン・ブリテンに聞け』でこの作品について触れられてい...
読書

《書評》『ブロークン・ブリテンに聞け 社会・政治時評クロニクル2018-2023』ブレイディみかこ

私が初めて読んだ著者の作品は『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』。 そのリズム感あふれる文章に魅了され、そこから読み出した他の作品でも小気味のよい文を楽しんできました。そして今回。英国事情に特に興味があるわけでもないのですが、著者...
読書

《書評》『他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ』ブレイディみかこ

私がブレイディさんの著書を読むようになったきっかけは、本書の文庫本が刊行されたことを知らせる新聞広告を見たことです。「『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の大人の続編」そんなふうに書かれていました。『ぼくはイエローでホワイトで、ち...
ヨガ

明日はムーンデイ:アーサナの完成形とは

明日はムーンデイ、満月です。 アシュタンガヨガでは、ムーンデイには練習を行いません。そんなムーンデイを前に、アーサナの完成形、ということについて思いを巡らせてみました。アーサナとは、ヨーガの座法・体位のことです。座法と聞くと違和感があるかも...
読書

《書評》『パン屋再襲撃』村上 春樹

『神の子どもたちはみな踊る』の書評の文頭にも書いたことなのですが …村上春樹の作品が初めてアニメ映画化された「めくらやなぎと眠る女」。 その原作だと思って手にした『めくらやなぎと眠る女』(新潮社)が実は原作ではなく、映画に関連した短篇3作品...
食の周辺

お茶の特徴・効果とルイボスティー 〜心身を軽やかに保つためのヒントを解説しています〜

巷に溢れる健康情報に、迷ってしまうことがありませんか?私もうろうろと迷っていた時に、健康的な生活について全般的に学ぶ機会がありました。そこで学んだ中から、これは自分の生活に生かしていきたいな、と思った事柄を少しずつまとめています。この記事を...