今日はムーンデイ、新月です。
アシュタンガヨガでは、ムーンデイには練習を行いません。
潮の満ち引きのように、人間のカラダもまた自然の影響を受け、揺らいでいます。
満月や新月のとき、生命エネルギーは両極端に振れやすく、その結果ケガをしやすくなるから、だそうです(諸説あります)。
コロナ禍になり、それまで通っていたスタジオに通えなくなったのを機に、アシュタンガヨガを始めました。
始めた頃はカラダの変化が楽しくて、ムーンデイも何のその、とにかく毎日練習していました。
かなり強引でした。
痛みがあっても、多少故障しても、これは上達のための通過点だ、と練習を続けました。
アシュタンガヨガとはそういうものではない、と知るのは、もう少し後になってからです。
そんな話はまた追々に。
人間のカラダも自然の一部である、ということを、ともすれば忘れていることがあります。
都会に住んでいれば特にそう。
直線の世界に囲まれて、人工物に囲まれて、そう言えば自然に直に触れたのはいつだったのか。
でも、自分自身も紛れもなく自然の一部であり、自然そのものなのです。
自然の揺らぎと一緒に、私のカラダも揺らいでいます。
波のようにゆらゆらと…
月の明かりのない今夜、そんなことに思いを巡らせてみるのもいいかもしれません。