《書評》『書くのがしんどい 「人生が変わる」これからの文章教室』竹村 俊助

読書

ブログを立ち上げるまで、継続して文章を書くことなどありませんでした。
そんな私が、突然の「発信したい」という思いに突き動かされ、書き始めました。
がしかし、

情報発信ってどうやるの?
書き方にコツはあるの?

そう思って参考になるものを探していた時に目にとまった1冊です。

書くのがしんどい 「人生が変わる」これからの文章教室 [ 竹村 俊助 ]

書くな。伝えろ。

私が数年前からお世話になっているヨガ哲学の先生は、
自分が得た気づきを素直な気持ちで発信することが大切だ、
と言われます。
私は恥ずかしながら、自分の気づきを発信しようと思いませんでした。
去年の年末までは。

著者の竹村さんは
「書けないと思っている人は、まず『書こう』というメンタルをあらためて、
『伝えよう』とすることです。」
と言われています。

それってつまり、
「自分の気づきを素直に発信する」
ということですよね。

書こうとするのではなく、伝えようとすること。

これが大切です。

 大げさですが「これを書くことで人類を一歩先に進めるのだ」と思うことです。
「これを書いてみんなに伝えることで、世界を0.01ミリでもレベルアップさせるんだ」と思う。そんな使命感をもって書くと、結果的にうまくいきます。

p307

人類を一歩先に進める、
などと思うのはちょっと勇気がいりますが、
自分が気づいたことを発信することで、

誰かに何かを与えられたなら。
自分もまわりもハッピーになっていったなら。

そう考えると、書くことに対して、今までなかった優しさを感じました。

「別に文章なんて書きたくないよ」という人には必要のない本でしょう。
私もそうでした。
ほんの1ヶ月前までは。

でも、今、書いています。
これからも書いていくつもりです。
自分が何をしたくなるのかなんて、自分でもわかりません。

だから、
ちょっとでも書きたいことがある人、
何が書きたいのかわからないけれど、なぜか書きたくなった人、
何か書きたいことがあるはずなのに、それが何なのかわからない人。

要するに、書きたいと思ったら、読んで損はありません。

  • 「わかりやすい文章」の基本
  • 「たくさんの人に届ける」方法
  • 「おもしろい文章」はこうつくる

のような、文章を魅力アップさせる方法も紹介されているので、
書いているけどなんだかな、という人にもオススメです。

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