読書

読書

《書評》『こころの処方箋』河合 隼雄

先日読んだ、武田砂鉄著『わかりやすさの罪』の中で、この本についての文章がいくつか出てきました。「人間が勝ち負けに急ぎすぎていること、 それこそ、論破する快楽を求めすぎていることを諭す。 論破などできないし、そもそも理解することはできないのだ...
読書

《書評》『あの人に会いに 穂村弘対談集』穂村 弘

読売新聞の夕刊に連載されている穂村弘さんの蛸足ノート。いつも、読むとフッと気持ちが緩む大好きなコーナーです。そんな穂村さんの著書を、初めて手に取りました。あの人に会いに 穂村弘対談集 「こんなんでいいんだ」性この本は、かつて発行されていた大...
読書

《書評》『流浪の月』凪良 ゆう

書店で大きな看板を見かけた時に、なんだか気になったことを覚えています。 しばらく忘れていましたが、本屋大賞の時期が近づき、過去の大賞のなかに本著をみつけて急に読みたくなりました。映画化もされた作品。ゆっくりとページを開きました。 ( 結末を...
読書

《書評》『わかりやすさの罪』武田 砂鉄

なぜこの本を図書館で予約したのか…忘れた頃に順番が回ってきて、思い出そうとしながら読み始めましたが、読んでいるうちにそんなことはどうでも良くなってしまいました。その時の私は、この本の何かに引っかかって予約した。その何かを知りたくて、読み進め...
読書

《書評》『『ロッチと子羊』で学ぶ 中高生のための哲学入門』小川 仁志、『ロッチと子羊』NHK制作班 

新聞の人生案内。哲学者 小川仁志さんの回答がいつも面白くて、著書があれば読んでみたいと思っていたところに見つけた本です。中高生だった時代は遠い昔ですが、そこはひとまず置いておいて、読ませていただきました。『ロッチと子羊』で学ぶ中高生のための...
読書

《書評》『新版 科学がつきとめた「運のいい人」』中野 信子

図書館で著者の本を検索しているときに、同じ著者の『人は、なぜさみしさに苦しむのか?』と一緒に検索画面に表示され、気になってつい借りてしまった本です。「科学がつきとめた?」「一体どんなふうに?」興味津々で読み始めました。新版 科学がつきとめた...
読書

《書評》『エンド・オブ・ライフ』佐々 涼子

新聞の文化欄で、佐々涼子さんのことを知りました。『夜明けを待つ』という作品集のあとがきに、自身の希少がんについて、「希少」は、私には「希望」と見えてくると書かれていると紹介されており、どんな作品を書く方なのか読んでみたくなりました。題名に惹...
読書

《書評》『人は、なぜさみしさに苦しむのか?』中野 信子

昔から、得体の知れないさみしさに囚われる時がありました。理由はわかりません。 朝、目覚めた瞬間に、既にさみしさに浸っていることがあります。日中のふとした瞬間に、さみしさが忍び込んでくることもあります。だから、そのさみしさがどこからくるのか、...
読書

《書評》『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』佐々 涼子

新聞の文化欄で、佐々涼子さんのことを知りました。『夜明けを待つ』という作品集のあとがきに、自身の希少がんについて、「希少」は、私には「希望」と見えてくると書かれていると紹介されており、どんな作品を書く方なのか読んでみたくなりました。佐々涼子...
読書

《書評》『少食を愉しむ シンプルにやせる、太らない習慣』ドミニック・ローホー/原秋子 訳

ドミニック・ローホーさんのシンプルシリーズが好きで、10年以上前に出版された最初の翻訳本『シンプルに生きる』は、引越しや数度の断捨離もかいくぐり、今も本棚の定位置を占めています。そんな彼女の本ですが、「そういえば最近読んでいないなぁ」、と思...