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《書評》『spring』恩田 陸

新聞広告を見た瞬間、「私はこれを待っていたんだ」と一瞬で虜になった本書。筆記体が滑らかに踊るようなspringという書名。 恩田陸さんの「今まで書いた主人公の中で、これほど萌えたのは初めてです。」という自筆の文字。 主人公の春という名前。 ...
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《書評》『やまだ眼』山田 一成、佐藤 雅彦

穂村弘さんの著書『あの人に会いに』に登場されていた映像作家、佐藤雅彦さん。お二人の対談のなかで、穂村さんが 「新聞歌壇の評では、歌の中では言語化されていないんだけど、 その歌を書いた人のセンサーが感じ取っていることを明らかにしようとしている...
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《書評》『六つの星星 川上未映子対話集』川上 未映子

図書館で著者の『ヘヴン』を探している時、たまたま近くにあった本書。 見るともなく目次を開くと、「『ヘヴン』をめぐって」という文字が目に入り、『ヘヴン』と一緒に借りていました。 『ヘヴン』読後の参考に借りたようなものですが、それ以外の対談も興...
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《書評》『ヘヴン』川上 未映子

映画「PERFECT DAYS」のパンフレットに載っていた、柳井康治氏との特別対談。その対談での彼女の発言にいちいち頷いている自分がいて、どんな文章を書く方なのか興味が湧きました。 著者初の長編小説であるという『ヘヴン』。 単行本の硬く分厚...
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《書評》『こころの処方箋』河合 隼雄

先日読んだ、武田砂鉄著『わかりやすさの罪』の中で、この本についての文章がいくつか出てきました。「人間が勝ち負けに急ぎすぎていること、 それこそ、論破する快楽を求めすぎていることを諭す。 論破などできないし、そもそも理解することはできないのだ...
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《書評》『あの人に会いに 穂村弘対談集』穂村 弘

読売新聞の夕刊に連載されている穂村弘さんの蛸足ノート。いつも、読むとフッと気持ちが緩む大好きなコーナーです。そんな穂村さんの著書を、初めて手に取りました。あの人に会いに 穂村弘対談集 「こんなんでいいんだ」性この本は、かつて発行されていた大...
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《書評》『流浪の月』凪良 ゆう

書店で大きな看板を見かけた時に、なんだか気になったことを覚えています。 しばらく忘れていましたが、本屋大賞の時期が近づき、過去の大賞のなかに本著をみつけて急に読みたくなりました。映画化もされた作品。ゆっくりとページを開きました。 ( 結末を...
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《書評》『わかりやすさの罪』武田 砂鉄

なぜこの本を図書館で予約したのか…忘れた頃に順番が回ってきて、思い出そうとしながら読み始めましたが、読んでいるうちにそんなことはどうでも良くなってしまいました。その時の私は、この本の何かに引っかかって予約した。その何かを知りたくて、読み進め...
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《書評》『『ロッチと子羊』で学ぶ 中高生のための哲学入門』小川 仁志、『ロッチと子羊』NHK制作班 

新聞の人生案内。哲学者 小川仁志さんの回答がいつも面白くて、著書があれば読んでみたいと思っていたところに見つけた本です。中高生だった時代は遠い昔ですが、そこはひとまず置いておいて、読ませていただきました。『ロッチと子羊』で学ぶ中高生のための...
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《書評》『新版 科学がつきとめた「運のいい人」』中野 信子

図書館で著者の本を検索しているときに、同じ著者の『人は、なぜさみしさに苦しむのか?』と一緒に検索画面に表示され、気になってつい借りてしまった本です。「科学がつきとめた?」「一体どんなふうに?」興味津々で読み始めました。新版 科学がつきとめた...