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読書

《書評》『水車小屋のネネ』津村 記久子

何で見たのか、2024年本屋大賞のノミネート作品はどれも面白そうでしたが、その中で惹かれたのが『水車小屋のネネ』に添えられていた一文でした。誰かに親切にしなきゃ、人生は長く退屈なものですよ本文に出てくる言葉でしょうか。 ちょうどその頃「利他...
ヨガ

今日はムーンデイ:人生に意味はない?

今日はムーンデイ、新月です。アシュタンガヨガでは、ムーンデイには練習を行いません。いつもは練習している時間に、「人生に意味はない」ということについて思いを巡らせてみました。先月のムーンデイに、「むなしさ」との付き合い方についてつらつらと書き...
読書

《書評》『ライチョウ、翔んだ。』近藤 幸夫

新聞の読書面に、 「ライチョウのおかげで人生の第2の扉を開けてしまった」 と苦笑する著者が紹介されていました。どんな本かと調べてみたら、表紙のその愛らしさに思わず記事を読み返してしまいました。そんな愛くるしいライチョウを中央アルプスに復活さ...
読書

《書評》『神の子どもたちはみな踊る』村上 春樹

村上春樹の作品が初めてアニメ映画化された「めくらやなぎと眠る女」。 その原作だと思って手にした『めくらやなぎと眠る女』(新潮社)が実は原作ではなく、映画に関連した短篇3作品を含む24の短篇コレクションであったことに驚きつつ(ちなみに、映画は...
映画

《映画レビュー》『めくらやなぎと眠る女(2022)』 現と夢を揺蕩う快感

熱狂的な村上春樹ファンというわけではありませんが、新聞誌面で「春樹作品 初のアニメ映画化」という文字と特徴的な画を目にした瞬間に、この映画を観る、と決めました。なぜそんなふうに決めたのか… 理由は分かりませんが、しかし、映画との出会いとはい...
ヨガ

今日はムーンデイ:「むなしさ」との付き合い方

今日はムーンデイ、満月です。アシュタンガヨガでは、ムーンデイには練習を行いません。いつもは練習している時間に、「むなしさ」について思いを巡らせてみました。むなしい、という感情との付き合い方は、私の中で大きな問題でした。 あぁいえ、問題でした...
読書

《書評》『めくらやなぎと眠る女』村上 春樹

映画やドラマに原作がある場合、できるだけ先に原作に触れるようにしています。なにせ、映像の力は強烈なのです。 映像は物語の輪郭を明確に描き、世界をそこに固定します。 映像を見てから原作を読んでも、そこに現れるのは映像で登場したキャラクター、映...
読書

《書評》『「むなしさ」の味わい方』きたやまおさむ

新聞の書評欄に「むなしさ」という文字を見つけ、そのまま読み進めてしまいました。「きたやまおさむ」という著者のお名前や「帰って来たヨッパライ」という曲名にはピンと来ませんでしたが、「おらは死んじまっただ〜」のフレーズは、かつてよく耳にしたよう...
読書

《書評》『八月の御所グラウンド』万城目 学

今年の初めの頃だったか、第170回直木賞受賞の本書が新聞に大きく載ってました。選考委員の方々の言葉が並びます。「万城目さんしか書けない奇跡的な小説。」 「日常にふわっと入り込む非日常が、本当に巧みに描かれている。」 「うだつの上がらない主人...
食の周辺

暑い季節の体調維持に:スリランカの葛根湯「サマハン」スパイスティー

液体の葛根湯が好きで、風邪かな?と思った時にはすぐにゴクっと1本。 大抵それで治ります。葛根湯は風邪以外にも、頭痛、肩こり、筋肉痛など意外とオールマイティで、ちょっとした不調時の頼れる味方です。そうはいっても、あくまで不調の時のお助け役なの...