究極の癒し「ヨガニドラ」。
眠りのヨガとも言われるヨガニドラにはいくつかの特徴があります。
このページではその特徴について、
一番の特徴や、
行う時の特徴、効果の特徴をていねいに解説していきます。
この記事は、ヨガニドラの全体を解説したページの「①ヨガニドラってなんですか?」を掘り下げた内容です。
ヨガニドラの全体を知りたい方は、以下のページをどうぞ ▼
一番の特徴は?
ヨガニドラの1番の特徴は、「眠りのヨガ」「睡眠のヨガ」ということです。
ただし、普通の睡眠とは違います。
ヨガニドラは、普通ではつくり出すことが難しい「まどろみ」状態を継続させるメソッドです。
まどろみとは、眠りと覚醒の間の状態。
眠っているような感じだけれど、意識は目覚めている
そんな状態で行うことで、がんばらずに深いリラクゼーションを得ることができるのです。
行う時の特徴は?
寝たまま行える
アーサナを行うヨガは、カラダをねじったり反らせたり、自分でカラダを動かす能動的なものがほとんどです。
しかし、ヨガニドラではカラダを動かす必要がありません。
ですから、疲れている、動くのが億劫、動けない、高齢で動くヨガはちょっと…
なども全く問題なく、多くの方が親しみやすく行うことができます。
ヨガの経験を問わない
自分でカラダを動かす能動的なヨガでは、
カラダがかたい、やわらかいといった身体的な特徴や、
痛みなどのコンディションが気になることもあります。
しかし、ヨガニドラは身体状況を選ばず、
また、ヨガの経験がなくても、ヨガを知らなくても行えます。
ガイドに耳を傾けるだけなので簡単
ヨガニドラは、ガイドに従う受動的なヨガです。
何も無理をする必要がなく、簡単に行うことができます。
効果についての特徴は?
潜在意識に働きかける
ヨガニドラでは、心身をゆったりとしたリラックス状態にしてから
ガイドを通して潜在意識に働きかけます。
私たちは、「顕在意識」と「潜在意識」のふたつの意識を持っています。
顕在意識は、思考したり、判断したり、私たちが気づいている意識のことを指します。
それに対して、潜在意識は記憶や直感など、自覚されることなく行動や思考に影響を与える意識です。
人の意識全体を100とすると、潜在意識はその95%を占めると言われます。
ヨガニドラはまどろみの中で顕在意識のとらわれを外し、95%の潜在意識に直接働きかけるヨガです。
リラックス・究極のリラクゼーション
ヨガニドラでカラダがリラックスすると、いつの間にかため込んでいた緊張やこわばりもほぐれます。
カラダの緊張がほぐれると、心の緊張もだんだんほぐれていきます。
カラダと心をどちらもほぐすことで、心身をともにすっきりとした状態に導きます。
脳と心身を同時に整える
ヨガニドラでまどろみ状態の時、脳がリラックスすると同時に副交感神経が優位になって、自律神経も整います。
脳と自律神経が同時に整うことで、カラダのコンディションも上がります。
深いリラックス状態の時に観察される脳波、シータ派(θ波)が現れる
ヨガニドラを行うと、脳はシータ派を多く出すようになります。
シータ波は、不安や恐れがある状態では出ませんが、
寝ても起きてもいないまどろみの状態では、このシータ波が現れます。
眠る直前のまどろみ状態でよいアイデアが浮かんだり、インスピレーションを得やすいのも、シータ波が出ているからなのです。
ヨガニドラを行っている時、脳は半分起きていても、深いリラクゼーションの中にあります。
簡易瞑想、瞑想の準備
自ら行う瞑想は難しいものですが、ヨガニドラも瞑想のひとつのテクニックです。
瞑想に難しさを感じている人も、ヨガニドラなら身構える必要はありません。
また、瞑想の準備としてヨガニドラを行えば、いつもより瞑想状態に入りやすくなるかもしれません。
おわりに
いかがだったでしょうか。
今回は、ヨガニドラの特徴を掘り下げて見てきました。
ヨガニドラを繰り返し行っていると、カラダと心がふわっとゆるむ感覚が訪れます。
ヨガニドラを日々の生活に取り入れて、
少しずつすこしずつ、
無意識に潜む囚われから解放されていきましょう。
ヨガニドラの全体記事に戻る方はこちらをどうぞ。