今日はムーンデイ、満月です。
ヒトも自然の一部。
月の満ち欠け、潮の満ち引き、
日が昇り日が沈み、季節が確実に巡りゆく …
その大いなる循環の中で生かされています。
そんなムーンデイに、人生にご縁を織る、ということについて、再び思いを巡らせてみました。
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今年最初のこぼれ話で、「人生にご縁を織る」ということについて書きました。
私たちの過ごすこの日々は、さまざまなご縁で成り立っています。
サマセット・モーム著『人間の絆』に出てくるペルシャ絨毯の一節は、
それを秀逸な文章で表現してくれていました。
「絨毯織りの職人は、なんの目的もなく、ただ美しいものを作る喜びにひたってあれを織った。
そんなふうに人生を生きることもできるではないか。
人生における行動や感情や思考などすべてのことを素材にして、模様を描くことができる。
それは整然としたものかもしれず、複雑なものかもしれず、
本人が勝手に選んだ幻想にすぎないかもしれないが、
それはどうでもいい。
そうみえるのだし、本人にとってはそれが現実なのだから。」

人生という縦糸に、さまざまな横糸を織り込んで、思い思いの模様を描く。
それが人生 ── 。
そんな大切な横糸の一つに、我が愛犬との出逢いがあります。
17年前の7月(正確には7月6日、七夕の前日)、その仔は我が家の一員になりました。
その日の朝、私はわんこを自宅に連れ帰ることなど考えもせずに外出し、
ところが午後、手のひらに収まるような小さなその仔は、家族になっていたのです。
想像もしていなかったような出逢い。
そこから始まる新しい生活。
人生にはそのような出逢いがいくつもあり、
それがご縁というものなのだと思います。
私が今、ヨーガをしている ──
生徒さんとともに、練習する時間を過ごしている ──
仲間とともに、ヨーガを学んでいる ──
それらは、
私の人生という縦糸に、
豊かな横糸となって織り込まれ続けています。

そして今月(2025年7月)。
その横糸に、新たなコミュニティが加わりました。
そのコミュニティと出逢ったきっかけは、半年以上前のとある出来事。
私はその日、コミュニティとはまったく関係のない場所で、ちょっとした質問をしたのでした。
でもその質問が種となり、数ヶ月かけてコミュニティにつながり、
そして今、
私の人生の横糸となって織り込まれ始めたのです。
これもまた、ご縁だと感じています。
私は、この新たな横糸で、どのような模様を描いていくのだろう ──
織り込まれた始めたばかりの横糸は、まだ何の模様も描いてはいませんが、
これから描かれる過程を想像すると、期待で胸がふくれます。
人生にご縁を織る。
どんな模様が織られるのかを楽しみながら、下半期も、毎日を大切に過ごしていきます。
