ヨガを続けていて感動したことの一つに、
自分のカラダが再び熱を生み出せるようになった、
ということがあります。
感動なんて大袈裟?
確かに。
私も、感動なんて言葉を軽々しく使いたくはありません。
熱を生み出すなんて当たり前、かもしれません。
でも、アーサナをしながら初めてカラダの熱を感じた時の感覚は、やっぱり感動でした。
子どもの頃に摂食障害を経験した私は、その時、カラダ中の筋肉をなくしてしまいました。
生まれてからコツコツ貯めてきた筋肉が、なくなってしまったのです。
そういうカラダは、なかなか熱を生み出せません。
まぁ、生きていたのだから体温はありました。
でも、常に冷えていました。
夏でも手足が冷たい。
汗が出ない。
運動するにも体力がなく(しんどいことから逃げていた、ということもあります)、
筋肉を増やさず、お手軽に外から温めることばかりしていました。
半身浴や靴下の重ね履き、カラダを温める食べ物をとる・・・
それでも、冷えていました。
今なら分かるのですが、自分の筋肉を増やさずして、何をやっても付け焼き刃。
一時しのぎです。
一念発起してジムに通ったり、筋トレしたりもしましたが、長続きしませんでした。
そんな私がヨガに出会い、ヨガを続け、そしてある日、カラダの熱を感じたのです。
アーサナ中に汗が額をつつーっと流れた瞬間。
おぉっ!という驚きとともに、やっぱり感動です。
体調がゆるす朝は、まずは太陽礼拝から始めます。
夜の間に冷えたカラダが、だんだんと温まってきます。
あんなに冷たかった私のカラダが、今日も熱を生み出している。
その熱を感じるだけで、練習を続けていこうと思うのです。