《書録》2025年下半期:読書のまとめ

読書

fuuingyogaに掲載している書録から、2025年の下半期に公開した書録を、ジャンルごとにご紹介します(ジャンルは私の感覚です)。
興味を持たれた方は、本編も読んでみてください書名をクリックすると本編にジャンプします)

ペットロス(7冊)

『うちのこにあいたくなったときよむ、ほん』松原ゆーこ

最愛のうちのこが虹の橋へと向い、
どん底状態のときに手にした本です。
「あの子とのことを絶対ハッピーエンドにする!」
と決めた著者が、
そのエネルギーを込めて綴った言葉に支えられました。



『ペットロス いつか来る「その日」のために』伊藤 秀倫

号泣する準備はできていなかった ──
いつか来る「その日」のことを考えていなかったわけではないけれど、
いざ「その日」を迎えたとき、ほとんど何の備えもできていなかったことを思い知らされた著者。
その経験から、必ず来る「その日」のための対策を教えてくれています。


『「ペットロス」は乗りこえられますか? 心をささえる10のこと』濱野 佐代子

ペットロスに関する本は少なく、あったとしても心の専門家が書いた本はほとんどありません。
そんな中で本書は、大学でペットロスの研究をしている著者が、ペットを亡くした飼い主が混乱に陥らないために、と執筆した読みやすい一冊です。


『ありがとう。また逢えるよね。 ペットロス 心の相談室 増補改訂版』横田 晴正

動物にお経を上げてあげたいという想いから僧侶になった著者が、やさしく語りかけてくれる一冊です。
ペットたちからのメッセージが込められています。


『新装版 ペットがあなたを選んだ理由』塩田 妙玄

ペットライターを経て僧侶となった著者。
現在も、動物保護活動やうちの子のお世話に日々奮闘している著者が、体験し、感じ、受け取り、咀嚼したものを、惜しみなく綴っています。


『ペットの命と生きる本 ペットロスを乗りこえるためのトライアングルケア』サニー カミヤ

救急隊員やレスキュー隊員として、数々の災害現場で多くの命を助ける仕事を経験してきた著者が提唱する「トライアングルケア」。
かけがえのない存在との最期の時間を有意義に過ごすための方法が、具体的に示されています。


『ペットが死について知っていること: 伴侶動物との別れをめぐる心の科学』ジェフリー・M・マッソン

動物の心の問題をライフワークとしてきた著者が、動物と人間がともに過ごす「最期のとき」の核心に迫った本です。
動物と人間の多種多様な交流事例が、未だ答えの出ない課題についての思考を深めてくれます。


ノンフィクション

『DUCKS(ダックス)仕事って何? お金? やりがい?』ケイト・ビートン

カナダの女性マンガ家である著者が、学生ローン返済のために働いたオイルサンド採掘現場での日々をつづった自伝的グラフィックノベル。
仕事とは?働くとは?生きるとは?
この社会の在り方を問うてくる一冊です。


哲学

『反応しない練習』草薙 龍瞬

生きているとだれにでも、いろいろなことが起こります。
でも、全ての悩みは“たった一つのこと”から始まっている ──
本書は、「正しく考える」ことで、どんな悩みも必ず解決できる方法を伝えています。


その他(教養・実用など)(2冊)

『外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術』山口 周

上半期の一冊目に取り上げた本です。
本文はわずか50ページほどの小さな本ですが、「アイデアをどうやって手に入れるか」という問いへの解答が書かれており、半世紀以上にわたって世界中の人々を魅了しています。


『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』三宅 香帆

著者の文章はよくバズる。なぜか?
その疑問に答えるために、著者は「読んでて楽しい文章の法則」を研究してきました。
そこでわかったのは、人気者たちだけが知っている、秘密の法則です。
そんな法則を大公開しています。


その他(絵本・詩歌など)(8冊)

『ミライチョコレート』ザ・キャビンカンパニー

舞台は1000年後の日本。
博物館で「チョコレート」なるものを知った少女が、その魅惑を求めて旅をします。
今では当たり前のように食べられるチョコレートの、秘密を探る冒険です。


『ちょっとだけ のんびりするひ』ウェンディ・メドゥール

家でも学校でも「いそいで!」と言われつづけ、いまにも泣き出しそうなティシャ。
「やだ」と声をあげて、ちょっとだけのんびりしたら、そこには豊かな世界が広がっていました。
つい「いそいで!」と言ってしまう全てのひとへ。
今をのんびりと過ごすための一冊です。


『わたしはBIG! ありのままで、かんぺき』ワシュティ・ハリソン

「おおきい」ことは すばらしい!
── はずだったのに、まわりの視線が、態度が、言動が、女の子を追いつめていきます。
「もっと じぶんを あいしてみよう」
追いつめられた女の子の勇気ある決断が、偏狭な決めつけをとかしていきます。


『きみが 生きる いまの おはなし』ジュリー・モースタッド

時計の針が指す数字、カレンダーに書いてある日付……
数字は時刻や月日を教えてくれはするけれど、でも、それが時間ではないはず。
確かにここにあるけれど、つかまえようとするとたちまち曖昧になる「時間」。
そんな時間について、考えを新たにしてくれるスタイリッシュな絵本です。


『ものがたりが うまれるとき』デボラ・ホプキンソン

ゼロから何かを生み出そうとするのは、苦しいものです。
準備万端、あとは行動あるのみ……なのに、動き出せない。生み出せない。
そんな「生みの苦しみ」とそれを切り抜けるアイデアを、ストーリーテラーとして評価の高い作者が描いた作品です。


『虹の橋―Rainbow Bridge』葉 祥明

『虹の橋』は、作者不詳の散文詩として世界中の動物を愛する人々に読まれてきた物語です。
その物語に、葉祥明さんのあたたかい絵と訳が添えられ、旅立ったあの子のいる場所がどんなところなのか、そっと教えてくれます。


『しろいおおかみ―White Wolf』葉 祥明

表紙にたたずむ白い狼が、まるでわたしのあの子のようで思わず手に取った絵本です。
自由に、よろこびとともに、ひとつの大きな命の一部となってはしる狼。
生命(いのち)のかがやきと躍動が、力強く伝わってきます。


『やすらぎの大地 クレストンの青い鳥』葉 祥明

古代よりネイティブ・アメリカンの人びとにとって聖なる地であったクレストン。
ご自身もその地を訪れた葉祥明さんが、大自然の偉大さを画面いっぱいに描き出し、大いなるもののやすらぎを感じさせてくれる作品です。


おわりに

2025年の下半期後半は、私にとってつらい日々でした。

愛おしいあの子が旅立って
なにもかもがむなしい ──

そんな時に救いを求めたのは、
おなじ経験をされた方が記してくれたペットロスに関する本でした。

この記事を読んでくださった方に、一冊でも気になる作品がみつかれば嬉しいです。

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